「走れ！プロジェクトマネージャー！」

　かなり個人的な意見で申し訳ないのですが、個人的に愚痴と言い訳は好きではありません。もちろん、自分自身が言ってしまうこともあり、その時の自分のことは大嫌いです。後でかなり嫌悪感を感じてしまいます。
　まず愚痴。僕個人的には、愚痴と苦情は違うと思っています。苦情は対処しようがあるのですが、愚痴は対処しようがないものだと思います。例えば、たった今チェックインしたホテルで、お湯の出が悪い。直ちに修理するか、部屋を変えて欲しい。これは苦情です。部屋が空いていないかも知れませんが、対処する、あるいは検討の余地があることです。
　それに対して、昨夜泊まったホテル、既にチェックアウトも済ませ、同行者と次の目的地に移動中に「昨夜のホテル、まいったよ。お湯の出は悪いし、シャワーも調子悪い。最悪だね。」という話をする。これは愚痴です。同行者はホテルのスタッフでもありませんし、まして昨夜のことですからアドバイスの仕様もない。
　このように何も産まない。繰り返し愚痴を言うことで、聞いている人が不愉快な思いをするだけ、というものだと思います。
　苦情は、思うのであればきちんと言って良いのだと思います。言わないで我慢して、後で愚痴になるのであればぜひ言うべきです。もちろん内容によっては、我慢しておく方が得策というものあるとは思いますが、そこは臨機応変ですね。
　
　また、言い訳と説明も違います。説明は相手を理解させるためのもの。言い訳は自己防御。ある意味、自分自身への言い訳とも言えるのかも知れません。
　　　　「○○くん、あの件ってどうなっている？」
　　　　「えっと・・、昨日連絡したのですが、その際に先方がお留守でして・・・」
　本人は説明のつもりかも知れませんが、これが繰り返し行われると言い訳にしか聞こえません。留守ならもう一度電話すればいい。どうなっているのか。と詰め寄られるだけだと思います。
　先方が留守だったんだからしょうがない。そう考えるのは、自分に言い訳しているに過ぎないのではないかな、と思います。そういうことでは、周りの信頼を得ることが出来なくなってしまいます。自分では説明しているつもりでも、周りは離れていってしまう。そんな気がする、今日この頃です。